保健師は何をする人?
保健師という仕事があります。一般の人にはあまり聞きなれない職業だと思います。
国家資格の職業で、学校や保健所といった場所で集団検診や健康相談を行ったりする人のことです。
乳幼児から高齢者まで、全ての人が健康的に過ごせるようなお手伝いをする仕事、といえば分かりやすいかもしれません。
健康上の悩みを抱えている人同士が交流するためのネットワークづくりも保健師の仕事になります。
要支援1、2と判定された人へのケアマネジメントもします。
ケアプラン作成が出来るのですが、ケアマネージャーと違うのは要支援1、2に限られるということです。
このような要支援、要介護状態になる可能性の高い人がいるとします。
そういった人たちへの介護予防事業として地域包括支援センターなどで活動をすることがあります。
足腰が弱っている人の場合、運動機能向上教室を開催します。
食べ物の呑み込みが悪い人に対しては、口腔機能向上教室を開催します。
他には低栄養の高齢者に対して栄養改善の指導をします。
病気になっていなくても不安を抱える人がいたりすると、アドバイスすることが出来ますし、病気にならない為のサポートをすることが主な仕事になっています。
自分の子供の成長が他の子供に比べて遅れているのではないか、と不安を感じる母親は多いものです。
このような母親に対してアドバイスをしたり、実際に成長が遅れているのかどうか、ある程度の判断をします。
その為にも保健師は看護師資格も持っていないと免許を取ることが出来ないようになっています。
保健師になるには国家資格試験を2つ合格しないといけない、ということです。
資格を取るのは大変ですが、その分やりがいのある仕事でもあります。